京都三大学教養教育共同化事業 「宿泊研修(9月14・15日)」実施のご案内
三大学学生の皆様
こんにちは。京都三大学教養教育共同化事業リベラルアーツセンター長の石田です。早いもので、間もなく前期も終わりとなります。前期試験のことも頭にちらついていると思いますが、今日は皆さんに本事業の目玉の一つである「宿泊研修」実施についてのご案内をさせていただきます。 皆さんは同じ教室で学んでいるわけですが、アンケートなどで、もっと三大学の学生同士で交流する機会が欲しいという意見が多く寄せられています。私達としてもできるだけ交流の機会を作っていきたいと考えています。そこで、昨年度から「宿泊研修」を実施しています。昨年は、9月に1泊2日の日程で、京都府中丹地域にある綾部市に出かけました。
今回は、9月14日(木)、15日(金)の2日間、「お茶の京都」をキーワードに地域おこしに取り組む京都府南部の和束町を訪問します。
◆ 和束町とは?
和束町は、京都府南部に位置し、面積の75パーセントが山林で占める山間の町です。基幹産業はお茶で、京都府全体の4割の生産量を誇ります。茶畑景観は、日本遺産(Japan Heritage)にも認定されるなど、今や観光資源として注目の的です。一方、過疎化が進行し、国の過疎地域指定を受けています。以上のような地域ですが、三大学の皆さんの課題研究先としては、絶好のフィールドになると考えました。たとえば、地域の農林業をどう維持・発展させるか?山間部をIoTで振興させるには?地域の医療や看護をどう確保するか?観光客を誘致するには?若い人達を呼び込むには?etc.和束町ではこれらの課題に取り組んでくれる若い人達を積極的に受け入れており、今回も全面的に協力をいただきます。
◆ 何をするの?
参加いただく皆さんの意見も聞きながら進めていきますが、大枠は以下のとおりです。
・ガイドさんの案内による茶畑ウォーク、茶摘み体験、茶工場・農家民宿訪問などを行いながら、地域おこしに取り組む町民の皆さんと交流を深めます。町に移住された方、農家民宿経営者、外国人インターン受入者、茶農家の皆さんなどを予定しています。
・お茶の解説と淹れ方教室受講(「茶(ちゃ)ムリエ」の資格を取得します)
・宿泊先では、和束町長である堀 忠雄氏を迎え、町の取組や課題などについて幅広くお話を伺い、意見交換を行います。
・和束町の様々な課題の解決に向けグループ討議を行って、いろんなアイデアを和束町に提案してもらいます。
※和束町職員や京都府職員にも同行いただき、交流を深めます。
◆ いくらかかるの?宿泊は?
交通費や現地での活動費は三大学が負担しますが、参加学生には「2日間の食費と宿泊費」として、5,000円を負担いただきます。昨年、青少年山の家を改修し再オープンした「和束荘」に泊まります。
◆ 参加するには?人数は?
石田までメールでお申し込み下さい(a_ishida@kpu.ac.jp)。件名に「宿泊研修参加希望」と書いて下さい。人数ですが、各大学から5名程度、最大20名程度を考えています。昨年参加された方や上回生の皆さんも歓迎します。
◆ 締切は?
8月4日(金)到着分まで受け付けます。
いかがですか?この宿泊研修は、皆さんにとって、大学生活における貴重な体験の場となると信じています。皆さんの積極的な参加を期待しています。
◆事前研修について(於「稲盛記念会館」会議室)
8月4日(金)17:40から、和束町役場の担当者にもお越しいただき、事前研修会を開催します。強制ではありませんが、都合がつく方は積極的にご参加ください。
なお、宿泊研修には参加しないが、和束町のことを知りたいという方の参加も歓迎します。
石田昭人
京都府立大学・生命環境科学研究科・応用生命科学専攻・教授
京都三大学教養教育研究・推進機構・リベラルアーツセンター長
〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5
電話&FAX 075-703-5443
(本ページの写真は、一般財団法人和束町活性化センターH.P.「いいとこ和束~茶源郷~」http://wazukanko.com/bureau/ 掲載写真を同センターの許可を得て転載しています。)